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「妊活っていつから始めればいいの?」
「妊活っていつから始めればいいの?」
結婚やライフスタイルが落ち着いてきたとき、こうした疑問を抱く方は少なくありません。
妊娠のしやすさは年齢や体の状態によって変化するため、妊活を始めるタイミングを考えることはとても大切です。
本記事では、年齢別の妊娠確率・妊活を始める目安・夫婦で考えたい準備ポイントを、実際に私自身が妊活を始めたときの経験をあわせて紹介します。
妊娠のしやすさは年齢とともに変わる
女性の卵子は生まれたときから数が決まっており、年齢とともに減少・老化していきます。
研究によると、卵子数は思春期から徐々に減少し、30代半ば以降に急激に減ることがわかっています【Wallace & Kelsey, 2010】。
年齢別の自然妊娠率(目安)
20代後半〜30代前半:1周期あたり約25〜30%
35歳頃:1周期あたり約15%
40歳頃:1周期あたり約5%未満
(出典:GraceBank「年齢別自然妊娠確率」, 日本産婦人科学会ガイドライン2023)
つまり「妊活を始める時期」は、年齢と深く関係しています。特に35歳を境に妊娠率が下がるため、子どもを望む方は早めの準備が安心です。
実際に私も周りの先輩方の妊活の話を聞いて、調べていくうちにこのデータを目にして
「のんびり遊んでいる場合じゃないかも…」と、ようやく目が覚めました。
妊活を始める前に整えたい体の準備

健康診断・婦人科検診
妊娠を考える前に、まずは自身の健康状態を確認しましょう。
・子宮筋腫や子宮内膜症などの有無
・風疹・麻疹など感染症の抗体チェック
・ホルモンバランスや排卵の有無
これらは妊娠に大きな影響を与えるため、妊活前に一度検診を受けることを推奨します(厚生労働省「妊娠前からはじめる妊産婦の食生活指針」)。
入籍前の方であればブライダルチェックを行うのもおすすめです。
生活習慣の見直し
妊活=「体を妊娠に適した状態に整えること」でもあります。
禁煙・過度な飲酒をやめる
栄養バランスの良い食事(葉酸・鉄分・たんぱく質を意識)
睡眠リズムを整える
適度な運動
BMIが高すぎても低すぎても妊娠に不利となることが知られています【こども家庭庁, 2023】。適正体重を保つことも大切です。
実際、私たち夫婦は妊活前まで週に3〜4日は飲み歩き、2軒目のはしごは当たり前。
さらにはカラオケで飲み放題コースを追加…。
休日は旅行に行ったり、
レストランにおいしいご飯を食べに行ったり、
グルメフェスなどがあれば足を運んでイベント三昧でした。
「子どもができたらこういう生活もできなくなるな」と思いながらも、先輩の体験談を聞き「後悔する前に動こう」と決断しました。
妊活を始める時期の目安チェックリスト
次のような状況がそろってきたら、妊活を始めるよいタイミングと考えられます。
・結婚・生活基盤が安定し、子育てを考えられる環境になった
・年齢的に「早めに子どもが欲しい」と思うようになった
・健康診断や婦人科検診を受け、体の準備を始めている
・経済的に出産・育児への備えができてきた
「いつか」ではなく「そろそろ」と思ったら、その時が始めどきです。
夫婦で話し合っておきたいこと
妊活は一人でするものではなく、パートナーとの協力が欠かせません。

話し合うべきおすすめのテーマ
- 子どもを望む人数と理想のタイミング
- 出産・育児にかかる経済的準備
- 不妊治療をどこまで取り入れるか(保険適用範囲の確認も大切)
- 仕事と家庭の両立(育休・産休制度の利用計画)
話し合いを重ねることで、妊活の方向性がはっきりし、ストレスの少ない妊活を進められます。
当時の私たちの奔放な生活の中で「子どもが欲しい」という言葉を出すのは、
ちょっとタブーのように感じてしまって、なかなか切り出せずにいました。
そこで行きつけの居酒屋さんで飲み放題で飲みながら話すことに!
先輩方の妊活話もちょこちょこしていたので、まずはそのあたりの話からはじめ、女性の年齢と妊娠率、子供の病気の確立だったり色々調べたことを話しま私達もそろそろ考えた方がいいよね?と聞くと「俺もそろそろだと思ってたよ!今年中には~くらいで考えてた」と。
夫は私が説明しなくても女性の世代別妊娠率などはしっかり理解して頃合いを考えていたようです。笑
すっかり構えていた私はきょとん。としてしまいましたが、それなら話早くて助かる!!!
ということで、二人で飲み歩いていた日々としばしのお別れ。
惜しむように、その日は沢山飲みました。
私はたちは2つのルールを決めました。
①1年はできなくても焦らないこと
②その後クリニックに相談に行くこと
そう決めて、いざ妊活スタートです!
妊活を始めても妊娠しないときは?
妊活を始めたからといって、必ずすぐ妊娠できるわけではありません。
35歳未満:1年間妊娠しなければ不妊症の可能性あり
35歳以上:半年妊娠しなければ婦人科・不妊治療専門クリニックへ
早めに医師に相談することで、検査や治療の選択肢が広がります(日本産婦人科学会「不妊症の定義」)。
私の場合、まずはタイミング療法が良さそうなので試みることに。
生理がルナルナの予定日通りピッタリくるタイプなので簡単に分かりやすかったです。
すると…すぐに妊娠!
沢山の妊活話を聞いて身構えていたのでので…拍子抜けしてしまいましたが、生理日が安定していたし、健康だったし…冷静になってよく考えたらそうだよな。もう少し冷静でいられたら良かったかなと反省しました…。
まとめ
・妊娠のしやすさは年齢とともに低下する
・妊活前に検診・生活習慣の見直しをすることで安心
・夫婦で方向性を共有することが成功のカギ
・35歳以上は特に早めの行動が重要
「いつか子どもが欲しい」と思ったら、今日からできる準備を始めるのがおすすめです!
妊活を始める時期は、年齢・健康状態・夫婦のライフプランによって異なります。
私の場合はかなりあっさりでしたが、妊活にはいろんなパターンがあるし、誰もが違う道をたどるもの、私の経験が誰かの参考になったら嬉しいです。
参考文献
- 厚生労働省「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」
- 日本産婦人科学会「婦人科診療ガイドライン 2023」
- こども家庭庁「不妊治療に関する取組」
- GraceBank「年齢別自然妊娠確率」
- Wallace WHB, Kelsey TW. Human ovarian reserve from conception to the menopause. Hum Reprod. 2010.